2014/07/25
皆さんは源頼朝をご存知でしょうか。今日取材に行ってきた三嶋大社が頼朝と深いつながりがあります。
三島市はさすがに都市景観大賞を受賞した町であり、町そのものが美しい風景になっています。
こういう道標が多いので、方向音痴の私にとってすごく助かります。
小さな橋を渡って、桜川に来ました。
川というより、むしろせせらぎと呼んだほうがふさわしいです。
水がこんなにも澄んでいます。
あれ?この子たちは何をしているの?
この子たちは「めぐみのこ」と言って、道行く人々にひとときのやすらぎを願い、三島の水と緑を守るため生まれました。
前に立ってみると、彼らは「こんにちは」って挨拶してくれて、水を汲んでくれます。
その水の源水は富士の雪解け水です。甘くておいしいです。
水を飲んで「ごちそうさま」と言って、また歩き出します。
せせらぎの隣を歩いていると、思わず歩調を緩め、時間がゆっくり流れていくのを感じました。
都市の騒がしさから離れているせいか、心が浄化された気がします。
家々の前に小さい橋があります。なぜか水の都のベネチアを思い出しました。
ちなみに、三島市は多くの文学家に愛された町でもありますよ。司馬遼太郎、太宰治、井上靖などの文学巨匠の作品に出ました。
正門の前の街です。ここの店で「わさびいなり」を食べました。
わさびが大好きなのでたまらなくおいしかったです。
ここにも水を汲む子どもたちがいます。今度おばあちゃんも登場しています。
三嶋大社は源頼朝が源氏再興を祈願した古い神社です。太い幹を持つ古樹、漆の剥げた柱、色褪せた建物、いずれもその古い歴史を語っています。
正門の右側に3つの石碑があります。真ん中と右の石碑はなんのための碑なのか、
字が読めないので分からなかったです。左の石碑は頼朝の旗揚げ成功を記念する碑です。
三嶋大社の神池です。昔、神池の水が渇れた時朝廷が雨乞を行ったら大雨が五日間も降ったと伝えれられています。
赤い鯉が見えました!
ここが厳島神社です(広島の厳島神社ではない)。北条政子が信仰したと伝えられています。
でも、なぜこんなにも新しいのかな?
ここで祭っているのは馬です。でも、ただの馬ではありませんよ。
神様を乗せて箱根山に登ると伝えられる神馬です。子供の健康と健脚を祈る風習があるので、参拝する子供と親が多いです。
境内の中の風景です。春になると垂れ桜が咲きます。秋になると紅葉の季節が訪れます。
残念ながら今は夏です。
でも鹿を見ましたよ!
三嶋大社の本殿です。ここでは大山祇命という神様が祭られています。
大山祇命は山森農産の守護神であり、また福徳の神として商・工・漁業者の厚い崇敬をうけます。
私も参拝しました。
ここの名物は「福太郎」という草餅です。先のわさびいなり寿司でおなかがいっぱいだから食べませんでした。
今日は祭りではないので人があまり多くなかったが、いざ祭りになると50万人以上の観光客も訪れるそうです。
ちなみに、夏の祭りの日を教えましょう。
八月十五日 献茶式、菅奉納祭、宵宮祭
八月十六日 例祭、手筒花火神事
八月十七日 崇敬会大祭、流鏑馬神事(馬上から矢を射る神事)
皆さんはぜひ夏のお祭りを楽しみましょうね。
基本情報
名称 | 三嶋大社 |
---|---|
所在地 | 静岡県三島市大宮町2-1-5 |
定休日 | — |
営業時間 | — |
料金 | — |
交通アクセス | 電車 JR東海道線三島駅より徒歩12分伊豆箱根鉄道「三島田町駅」より徒歩7分
車 東名高速道路「沼津IC」から約20分 |
駐車場 | あり(有料) |
トイレ | あり |
連絡先 | 三嶋大社 TEL: 055-975-0172 |
ホームページ | 三島大社へ |
* お出かけ、ご利用の際は、事前に最新情報をご確認ください。