2014/07/16
日本の名城の魅力は日本戦国歴史好きな人にはたまらないでしょう。
私にもそうです。
今日は戦国歴史と深いつながりがある小田原城に行ってきました。戦国時代、小田原城は「北条五代」と呼ばれる五代の領主に統治されていました。それぞれ北条早雲、北条氏綱、北条氏康、北条氏政、北条氏直です。皆さんに最も知られているには早雲と氏康でしょう。
戦火が飛び散る時代において、豊臣秀吉の來攻に備えるため、小田原城は中世最大の城に発展しました。
それでも最後は秀吉の來攻を防御することはできませんでした。小田原合戦において北条氏は敗北し、氏政が切腹し、氏直が高野山に追放されました。その後秀吉に赦免されたが、すぐに病死しました。北条五代もその終焉を迎えました。
小田原駅を出たら天守閣が見えます。
江戸時代の小田原城二の丸の正門である銅門です。
歴史見聞館の玄関のところに武士の鎧があります。
見聞館では北条五代の歴史や小田原のできごとが詳しく説明されています。
戦国武将年表です。青い字は北条五代領主の名前です。
小田原は武田氏や上杉氏の領土と隣接しているので、北条一族も彼らとけっこう絡んでいました。
北条早雲の生涯を紹介するカラクリ紙芝居です。
歴史上「日本三大奇襲」の一つとされる河越夜戦のカラクリ人形芝居です。
河越夜戦において氏康は少数で多数に勝ち、上杉連合軍を打ち破りました。
小田原城の模型です。歴史上の小田原城の様子を再現しています。
小田原評定のミニシアターです。ナレーションもあります。秀吉来攻の際、北条の領主と重臣たちが「降伏」か「決戦」をめぐる論争を再現しています。
真ん中に座っているのは氏直で、その左手側に座っているは父親の氏政です。
結論が出るまで意見がまとまらなかったので、「小田原評定」は「だらだらして結論の出ない会議」という意味の比喩表現として使われるようになりました。
常盤木門は小田原城本丸の正門で、最も大きく堅固に作られていました。
天守閣の中では撮影禁止になっています。中の様子を皆さんに簡単に紹介します。
一階から三階までは古文書、絵図、武具、刀剣などの歴史資料の展示室となっています。
四階は展望台と土産店です。展望台から眺める風景がとてもきれいです。
ここで中四階の世界初の屋内プロジェクションマッピング「五代の緒 北条五代百年絵巻」を紹介します。今年の7月10日から9月29日までの期間に限定されていますよ。
プロジェクションマッピングはあわせて七枚あります。二枚目から六枚目まではVTRで北条五代の生涯を簡単に紹介しています。
「戦国大名の第一号」と言われる北条早雲。
なぜか、「私は悪人なのか」の言葉を見るとたん、深く感動させられました。
四代領主氏政。小田原評定の時、彼は断固して降服に反対していました。
五代領主氏直。
音と映像につつまれるままで、あの戦火が飛び散る時代に思いを馳せます。その感動はとても言葉にできません。
皆さんはぜひこのチャンスをつかまえて自分で体験してみてください!
基本情報
名称 | 小田原城址公園 |
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所在地 | 神奈川県小田原市城内6-1 |
定休日 | 12月第2水曜日、12月31日~1月1日 |
営業時間 | 午前9時〜午後5時 |
料金 | 天守閣・見聞館共通 大人600円 小中学生200円 |
交通アクセス | 【電車】JR・小田急小田原線小田原駅東口から徒歩10分【車】小田原厚木道路荻窪ICから10分東名高速道路「大井松田IC」から約40分 |
駐車場 | あり |
トイレ | あり |
連絡先 | 小田原城址公園 TEL: 0465-22-5002 |
ホームページ | 小田原城址公園のホームページへ |
* お出かけ、ご利用の際は、事前に最新情報をご確認ください。