2015/02/20
この前、白雲洞茶苑に行ったことがあります。ただ入り口から覗いて、入りませんでした。
今度は特に白雲洞茶苑のために、来ました。
日本の茶道文化はとても深くてこだわりがあります。茶道の歴史は13世紀まで遡ることができます。もともとは僧侶たちがお茶によって注意を集中するために飲みましたが、その後は茶を振る舞う行為とか茶の儀式とかになってきました。茶道の根本は「和敬清寂」という言葉にあると言われています。
現代の茶道は主人が湯を沸かし、茶を点て、茶を振る舞ってお客さんを招待します。お客さんは主人の指示通りにすればいいです。飲食のほかに、茶碗に始まる茶道具や茶室の床の間にかける禅語などの掛け物など、茶事として進行する総合芸術とされています。
白雲洞茶苑は、箱根強羅の巨岩怪石の間に、深山のおもむきを保存して、見るからに山家の風情の濃い茶室群です。大正時代のはじめ、利休以来の茶人と称された鈍翁・益田孝によってはじめられました。特に白雲洞は、翁の創案になる田舎家の席として貴重な茶室とされています。
1922年この茶苑は三渓・原富太郎に譲られ、あらたに対字斎を増築しました。
1940年茶苑は再び原家より耳庵松永安左衛門に贈られました。
こうして茶室は、明治・大正・昭和と3代を代表する3人の茶人の間に伝えられてきたものです。
白雲洞茶苑も鈍翁、三溪、耳庵という近代数奇の「三大茶人」によって名を知られています。
茶苑は比較的高いところに建てられ、白雲洞、不染庵、対字斋、白鹿湯から四つの席から構成されています。巨岩の間に点在しています。
扉から入り、小石でできた道を登り、曲がると白雲洞が見られます。茶苑は静かです。自然と大声で話さないようにしました。まさかシャッターの音もうるさくなってきました。
白雲洞の廊下に小さい鐘があります。鐘を鳴らすと、主人が迎えに来ます。
靴を脱いで、床の前に正座していました。
床のところに軸を掛けていて、旬の花木を飾っていました。
簡単かつ静かで、美しいです。
主人からまずはお菓子をもらいました。お菓子を食べてからちょうどうお茶を出してきました。
主人の指示通りに、まず右手で茶碗を持ち、左手が下から茶碗を載せて、時計回りに90度まわして飲みました。
お茶を飲んでから茶苑のほかの席を見物しました。
屋上の雪はまだ溶けつくさないです。素足で廊下の板を踏むと、寒さが体全体に届きました。
ずっと大声で話す勇気がなかったです。茶苑の静かさを潰す恐れがありました。
離れる時は雨がまだ止んでいなかったです。主人がずっと私を見送っていました。
たぶん、この上品な日本の女性と二度と会わないです。このような出会いは人生に一回しかないと思います。これが茶道の中の「一期一会」が伝えたい意味ではないでしょうか!
毎回の出会いを大切にしなければなりません。
基本情報
名称 | 白雲洞茶苑 |
---|---|
所在地 | 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300 |
定休日 | なし |
営業時間 | 9:00~17:00 |
料金 | チケット550円 |
交通アクセス | 電車・バス:箱根登山ケーブルカー「公園下」駅から正門まで徒歩約1分 箱根登山ケーブルカー「公園上」駅から西門まで徒歩約1分 強羅駅から徒歩約5分 車:東名御殿場ICから/乙女峠、仙石原経由、強羅まで約30分 小田原厚木道路小田原西ICから/箱根湯本、宮ノ下経由、強羅まで約30分 |
駐車場 | 普通車45台完備 (1時間/300円) |
トイレ | あり |
お問い合わせ | 0460-82-9210 |
ホームページ | http://www.hakone-tozan.co.jp/gorapark/map/tea/ |
*お出かけ、ご利用の際は、事前に最新情報をご確認ください。
*この記事は海外からの研修生が書いた文章をそのまま表示しています。文法のミスや誤字脱字等ありますが、ご了承ください。