2014/07/11
今日はやっと少し晴れてきたので、箱根関所に行ってきました。
多くの外国の方にとって、箱根の最大の魅力は温泉にあるでしょう。しかし、箱根の魅力は貴重な歴史遺跡を持つところにもあって、いわゆる今日取材に行ってきた箱根関所です。
関所というのは、中国の関隘のことです。江戸時代に幕府の将軍様が武器が江戸(いわゆる今日の東京)に流れ込むのと、人質として江戸に住まわせていた大名の奥方が国元に逃げ帰るのを防ぐため、全国各地で多くの関所を設置しました。そして箱根関所は最も重要な関所の一つとされていました。
しかし、資料館によると、箱根関所は出女を防ぐのを主要の役目としていたそうです。
出女は幕府が下った「御留守居証文」を携えないと関所を通ることができません。しかも、関所を通る際に厳しい審査を受けなければなりません。当時、出女たちはそういう審査に深い恐怖心を抱いていたそうです。
ちなみに、箱根関所の周辺に「お玉ヶ池」というのがあります。「お玉ヶ池」の由緒というと、箱根関所とかかわりがあります。歴史上では。お玉という女の子は奉公先の苛めに耐えられず関所を通り家に帰ろうとした時、関所の役人に捕まられて死刑に処されました。地元の住民たちはお玉のことを哀れ、お玉を祭るようになりました。しかし時の流れと同時に、歴史はだんだん伝説になってしまいました。お玉の逸話もお玉が役人に追い詰められて、仕方なくお玉ヶ池に飛び込んだ話になりました。あれから、地元ではお玉の怨霊が池の中で徘徊し、呪いが消えないという伝説が生まれました。
箱根関所は山々の中で身を隠し、芦ノ湖の畔にあります。関所なので門が二つあって、一つが京口御門で、もう一つが江戸口御門です。
当時、関所の近くに宿があって、関所改めを待つ旅人たちに住所を提供していました。この写真には当時の宿の様子を写っています。
関所には大番所、厩、矢場、雪隠(便所)、千人溜(旅人たちの待機場)三つ道具建、足軽番所、遠見番所などがあります。具体的に言えば、大番所には面番所、台所土間、板の間などがあります。
関所の役人たちには伴頭(責任者)、横目付(伴頭のアシスタント)、番士(通行人の検閲を担当する人)、定番人(細かな仕事を担当する人)、足軽(雑務を担当する人)と人見女(出女を調べる老婆)に分けられます。定番人と人見女を除いて、ほかの役人たちは皆交代勤務をして、1か月間関所に勤務するとまた次の役人に引き継ぎます。もちろん、当時の役人たちは皆単身赴任していました。
役人たちは面番所で勤務しているところです。最初に一番前に座って手に書類を持っている役人が一番えらいと思っていたが、結局一番後ろに座って貫禄がなさそうな人が一番えらい人ーー伴頭です。
玄関で、人見女は出女の髪を細かく審査しています。出女の顔には不安がいっぱいです。心の中の不安も想像しやすいでしょう。
三つ道具建は武器を置く場所で、この武器はただ旅人を脅かすためのもので、実際にあまり役立たなかったという。
ここは関所の獄屋で、関所破りの犯人を拘禁する場所です。私も入ってみたが、狭くて息苦しいから、気持ちいいわけがないですね。お玉が処刑される前にここに入れられたそうです。怖い。。。。。
江戸口御門の近くに高くて急な階段があって、登ったらとっても美しい景色が見見られるそうです。頂上まで登ったらもう疲れて。。。でも報われました。
芦ノ湖と向こうの山々の景色が一覧でき、とても気持ち良かったです。
でも、一番美しい景色はけっしてこれではありません。なんと天候次第、富士山が見えるそうです。
残念なことに、天気は晴れていたが、向こうの山々の空が曇っていて、結局富士山が見えませんでした。>_<
資料館には関所の歴史とお玉の伝説を記録していますが、中では写真を撮れません。
資料館の隣の茶屋で「みたらし団子アイス」を食べました。アイスの上にのっているのは醤油砂糖の葛餡で、下には二つのもちもちの団子が埋めてあります。形も味もとても独特です。
江戸時代では、関所は幕府の統治を維持するには大事な役割を果たせたでしょう。
しかしあの時、いろいろな原因で関所を通れなかった人々はどんな心境でこの関所の前で徘徊なっていたのでしょう?お玉が家族に会えずに箱根関所で命を失った悲惨な境遇を思うと、胸がいっぱいになります。
基本情報
名称 | 箱根关所 |
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所在地 | 神奈川县足柄下郡箱根町箱根1番地 |
定休日 | なし |
営業時間 | 午前9時から午後5時まで |
料金 | 大人500円、子供250円(関所・資料館共通) |
交通アクセス | 小田原駅より箱根町行バス55分、箱根関所跡下車 箱根湯本駅より箱根町行バス40分、箱根関所跡下車 〔車の場合]小田原厚木道路、小田原西ICより車で40分、 東名御殿場ICより車で50分 国道1号三島より車で40分 |
駐車場 | あり |
トイレ | あり |
連絡先 | 箱根関所・箱根関所資料館 TEL: 0460-83-6635 |
ホームページ | 箱根関所のホームページへ |
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*この記事は海外からの研修生が書いた文章をそのまま表示しています。文法のミスや誤字脱字等ありますが、ご了承ください。