2015/01/30
雛のつるし飾りは、江戸時代から伝わる伊豆稲取地方の風習、吊るし飾りのこと。
女の子が生まれて初節句のお祝いに行います。親戚縁者が子供の健やかな成長、無病息災を祈願するために生まれた文化です。時代の流れとともに、商売繁盛、良縁祈願などの思いも込めています。
作られたつるし雛は神社、仏閣に奉納したり、どんど焼きでお焚き上げしたりする風習がありましたが、今はなくなりました。しかし、この故で、古いものはあまり残っていません。
一般的には雛壇の両脇につるし雛をつるします。
平成10年、稲取温泉旅館協同組合が中心となり観光の目玉として雛のつるし飾りまつりが開催された。それ以後から類似したつるし雛イベントが開催されたり、つるし飾りが流通したりし始めました。東伊豆商工会は”稲取ももの会”を設立し、伊豆稲取の品質基準を満たしたつるし飾りの製作、購入を推奨しています。
現代では、桃、猿っ子、三角を基本として50種の細工があります。桃は長寿、猿っ子は魔除け、三角は薬袋香袋をたとえます。
これらを5列の赤糸に各11個の細工をつるし計55個にそろえ、 これを対で製作することにより110の細工がつるされたものが基本型とされます。縁起物であるため、飾りの数は3、5、7、9など割り切れない数字で組み上げられます。
つるし雛の伝統文化を体験するため、わざと稲取につるし雛の作り方を勉強しに行きました。
おばあちゃんの作業場です。
おばあちゃんが説明してから、私は鯉、友達は花を選びました。花は縫わないので、友達が半時間でできました。私の鯉は一時間あまりかかりました。
まずは鯉のひれ、うろこ、体のそれぞれの布を縫いました。とても器用だとほめられました。嬉しかったです。
できてから、中に詰め物を入れて、膨らませました。
最後に目を付けてから鯉が生き返りました。
おばあちゃんがまた私に二つの細工を送ってくれました。
つるし雛が完成してから、おばあちゃんと別れて文化公園に行きました。他の名家が作ったつるし雛を見に行きました。
超でかいひな壇が目に入りました。中にはいろいろなつるし雛があり、とても綺麗だったです。
この小さい細工を軽く見るな。とても高価のものですよ。
静岡県東伊豆稲取、山形県酒田市、福岡県柳川市は「日本三大つるし雛」と称され、今も貴重な伝統文化を守っています。
いつの時代も変わらぬ、母が子を思う気持ち。これからも華やかなつるし雛に一針一針、真心を込めて後世に残してまいります。
イベント情報
イベント名称 | 雛のつるし飾りまつり |
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所在地 | 稲取温泉旅館協同組合・雛のつるし飾り展示会場(稲取温泉) |
湖尻地区 | 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1729 |
イベント開催期間 | 2015年 1/20~3/31 9時~16時30分 |
料金 | 雛のつるし飾り会場入館料 【常設メイン展示会場】 文化公園雛の館:300円 むかい庵:200円 【協賛展示会場】 ふたつぼり:無料 なぶらとと:100円 |
連絡先 | 電話:0557-95-2901 |
交通アクセス | 伊豆急行伊豆稲取駅より徒歩15分 |
ホームページ | http://www.inatorionsen.or.jp/hina_sp/index.html |
*お出かけ、ご利用の際は、事前に最新情報をご確認ください。
*この記事は海外からの研修生が書いた文章をそのまま表示しています。文法のミスや誤字脱字等ありますが、ご了承ください。