2014/08/01
皆さんは『星の王子さま』を読んだことがありますか?
「大切なものは目に見えない」という台詞は、どれだけの読者を感動させたのでしょうか。
今日は箱根にある「星の王子さまミュージアム」に行ってきました。
1999年にオープンしたこのミュージアムは世界で初めての星の王子さまミュージアムです。
小田原駅から桃源台行きの箱根登山バスに乗って、楽しい旅が始まります。
バスは山林の間を通り抜け、山道を登っていきます。途中の景色は美しいですが、急カーブも多いです。それにしても、バスはまるで鳥のように山の中を通り抜けています。
なさけないことに、運転手さんの技術に感心しながら車酔いし始めてました。
約40分ほどで、バスは星の王子さまミュージアムの前に停まります。
山の中にこんなすばらしい人工建造物があるのは少し不思議です。
ミュージアム全体が欧式庭園になっています。入り口では、星の王子さまと彼の星B612が出迎えしています。
チケットを買い、園内に入ります。
フランス風の建物、きれいに形作られた木々、真っ赤に咲いているバラ、満開しているアジサイ、まるで童話の世界に入ったような気がしました。
ガーデンには300種の花草を植えているという。一年中、四季折々の花が楽しめます。
「出会いの庭」と「アジサイの小径」。
展示ホールの建物はフランス風の別荘になっており、作者が暮らしてた町の面影を再現しています。外観も飾りも全部フランス風になっており、ロマンチックな雰囲気が漂っています。
サン・テグジュペリ教会です。
カフェとレストランです。レストランの中に『星の王子さま』のキャラクターが隠れていますよ。
星の王子さまをはじめ、キャラクターたちが園内で登場しています。
展示ホールでは主に作者のサン・テグジュペリの数奇な生涯と『星の王子さま』が誕生する経緯を展示しています。
サン・テグジュペリはフランスのパイロットで、第二次世界大戦中偵察のため祖国上空を飛んでいた時に敵軍のドイツの戦闘機に撃墜され、二度と戻ることはありませんでした。
星の王子さまがヘビに噛まれて空で消えたのと同じように、サン・テグジュペリも空で消えたのではないと言われていました。
二階では、サン・テグジュペリの子供部屋、ニューヨークのアパートなどを再現しており、『星の王子さま』の原画や手書きの原稿などを展示しています。
ちなみに、子供時代の彼は金髪のゆえ「太陽の王さま」と呼ばれていました。
「星の王子さま」に出てくる王子さまのバラと砂漠のキツネを覚えていますか?実は、サン・テグジュペリの人生においてはそれらのモデルが実在しましたよ。
まずはキツネ。サン・テグジュペリはかつて砂漠で砂漠狐という動物を飼ったことがあります。寂しい一人暮らしの生活の中、その砂漠狐が唯一の慰めだったという。
そしてバラ。サン・テグジュペリは南米で勤務していた時コンスエロという女性に魅せられて、その後彼女と結婚しました。才能に恵まれるが極めてわがままなコンスエロは、星の王子さまが愛するバラのモデルだという。
出口の近くに、キツネなどのキャラクター登場する『星の王子さま』の世界が広がります。
『星の王子さま』は子供の頃読んだこともありますし、大人になってから読んだこともあります。もともと好きだった作品が、もっと好きになりました。
作品の冒頭のところに書いてありますように、この作品は「子供の心を失ってしまった大人」に向けたものです。
今日ミュージアムを見学することで少し子供の心を取り戻したのではないかと、帰りのバスで急にそんな気がしました。
皆さんもぜひミュージアムに行って、失った子供の心を取り戻してみてください。
基本情報
名称 | 星の王子さまミュージアム |
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所在地 | 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原909 |
定休日 | 年中無休 |
営業時間 | 09:00-18:00 |
料金 | 大人1600円 小・中学生700円 学生1100円 |
交通アクセス | 電車・バス「新宿」より小田急箱根高速バス約120分 新幹線・JR「小田原駅」より箱根登山バス「桃源台行き」約40分 車 東名高速御殿場ICより約20分 |
駐車場 | あり |
トイレ | あり |
連絡先 | 星の王子さまミュージアム TEL: 0460-86-3700 |
ホームページ | 星の王子さまミュージアムへ |
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*この記事は海外からの研修生が書いた文章をそのまま表示しています。文法のミスや誤字脱字等ありますが、ご了承ください。